自然治癒力を活性化する新しい治療法
PRP(多血小板血漿)は、文字通り「血小板を多く含む血漿」を指し、患者の血液を遠心分離にかけ、血小板を濃縮した液体です。血液中の血小板は傷口に移動し、血を凝固させながら成長因子を放出します。これにより、傷ついた組織の修復が促進され、新しい細胞の成長が促され、自己治癒力が向上します。PRP療法は、このメカニズムを活用して、傷ついた組織や細胞を修復し、痛みを軽減することを目指しています。PRP療法では、故意に「新しいケガ」を作り出す手順があります。これによって、慢性的な患部に「ケガであること」を認識させ、再び炎症を引き起こします。その後、高濃度のPRPが修復能力を向上させ、自己治癒力によって快癒させるというのがPRP療法のアプローチです。
※治療の間隔はお客様のご希望により異なります。医師にご相談ください。
治療の流れ
STEP1. 問診
問診を行います。医師により、治療方針・期待できる効果・注意点などを確認後、同意書に記入いただきます。
STEP3. 遠心分離
採血した血液を遠心分離し、血漿成分を抽出します。
STEP4. 投与(治療)
高濃度の血漿成分を患部へ注入します。
PRP療法の主な効果とメリット
安全性の高い治療法
PRPは、患者自身の血液から抽出した成分を利用する治療法であり、アレルギー反応や拒絶反応がほとんど発生しないのが特徴です。患者の血液から取り出された血小板豊富なプラズマが、再び患者に注入されます。自己由来の成分を使用するため、身体の異物として受け入れられやすく、安全性が高いとされています。
難治性の疾患にも対応
PRPは、血液中の血小板を豊富に含んだ成分を取り出し、患者のケガや慢性的な痛みの治療に使用される治療法です。血小板には成長因子が含まれており、これが傷ついた組織の修復を促進する働きがあります。そのため、PRPは自然治癒力を活性化させ、ケガや慢性的な痛みの回復や軽減を期待することができます。難治性の疾患やこれまで治療が難しかった症状にも対応できる可能性があり、個々の状態によって異なる効果が期待されます。
肌の再生作用にも効果あり
PRPは、血液から取り出した血小板が豊富に含まれた成分を用いて治療を行います。この治療法は、様々な成長因子を含むPRPを使用することで、皮膚組織の修復や再生にも効果があるとされています。そのため、美肌治療としても利用されています。PRPを皮膚に注入することで、血小板に含まれる成長因子が働き、コラーゲンの生成や細胞の活性化が促進されます。これにより、肌のハリや弾力が向上し、シワやたるみの改善が期待できます。また、PRPは自身の血液を使用するため、アレルギー反応や拒絶反応が少ないとされ、比較的安全な美肌治療法の一つです。
体への負担が少ない
PRPは注射器を使用するため、手術やメスを使った処置が不要で、治療が軽減されます。また、通院回数も少なく、日帰りで受けることができます。治療後の傷跡が目立たないため、外見的な変化が少なく、プライバシーの保持が可能です。安静が必要ないケースが多く、通常の生活に制限が生じず、患者は治療後も通常通りの活動が可能です。PRPは自然治癒力を促進するため、アレルギー反応や拒絶反応の発生リスクが極めて低いです。治療後、症状の緩和が期待できるため、難治性の疾患にも一定の効果が見込まれます。
重要事項(法的表記)
・本治療は、患者様ご自身の血液から抽出した多血小板血漿(PRP)を使用する自家血液由来治療です
・治療内容により、再生医療等安全性確保法に基づく「再生医療等提供計画」を提出し、適切な管理体制のもと実施されます
・一部に国内未承認医療機器・医療材料、または適応外使用が含まれる場合があります
・医師の医学的判断および責任のもと、自由診療(保険適用外診療)として提供されます
・治療効果や持続期間には個人差があり、すべての方に同様の結果を保証するものではありません
・十分な説明と同意(インフォームドコンセント)を得たうえで実施いたします
主なリスク・副作用
・採血部位の疼痛、腫脹、内出血
・注入部位の赤み、腫れ、熱感、疼痛、違和感
・一時的な浮腫、硬結、しこり、圧痛
・軽度の発熱、倦怠感、頭痛などの全身症状
・アレルギー反応、発疹、掻痒感
・感染、炎症
・色素沈着、凹凸、左右差などの局所トラブル
・期待した効果が得られない場合があります
・長期的安全性および有効性について、十分なエビデンスが十分に確立されていない側面があります
補足説明
PRP治療は、患者様ご自身の血液中に含まれる血小板の成長因子を高濃度に抽出し、皮膚や関節、頭皮などの対象部位へ投与することで、組織修復や再生反応の活性化を促す再生医療アプローチです。
自然治癒力に基づく治療法であり、異物を使用しない点が特徴ですが、医療行為である以上、一定のリスクと個人差を伴うことをご理解ください。