身体へ大きな負担をかけない新しい治療法
人体には、損傷した組織や器官の修復、新たな細胞の新生に関わる「間葉系幹細胞」と呼ばれる細胞が存在しています。これらの細胞は加齢とともに減少することが知られており、その結果、組織の修復機能や再生能力が低下しやすくなると考えられています。
慢性的な疼痛などでお悩みの場合、提携医療機関において、医師の診察および医学的判断のもと、ご自身の皮下脂肪から幹細胞を採取し、同医療機関内または関連する細胞培養加工施設(CPC)にて培養・増殖を行った上で投与を検討する治療法があります。
なお、自己脂肪由来幹細胞療法は「再生医療等の安全性の確保等に関する法律」に基づき、第二種再生医療等提供計画を提出した医療機関において実施される自由診療です。
| 採取時間 | 30~45分 |
| 培養時間 | 4週間程度 |
| 投与時間 | 1時間 |
2回目以降は、問診後に投与を行います。(複数回の場合都度採血あり)
治療の流れ
STEP1. 問診および術前採血
術前に感染症などの検査を受けていただきます。画像診断を併用することがありますので、今までの診療録やCT、MRI等の画像をお持ちの方はご持参ください。
STEP2. 脂肪組織採取
局所麻酔を行い、特殊な針を使用した方法で、へそから脂肪細胞を採取し、培養に必要な採血を行います。
(手術時は局所麻酔をします)
STEP3. 培養
採取した脂肪組織から、幹細胞を取り出し培養します。治療に必要な数まで増やします。全行程は、CPC内で行われます。
STEP4. 投与(治療)
点滴により投与します。次回の投与をお考えの方は、培養に必要な血液を採取します。
STEP5. 治療後のフォローアップ
治療後数か月ごとに治療の効果を対面診療やオンライン診療で経過観察を行います。
脂肪採取から培養・投与までワンストップ
提携するグループクリニックでは、医師の診察および医学的判断のもと、患者様ご自身の脂肪組織を低侵襲で採取し、厳格な環境基準を満たした院内CPC(細胞培養加工施設)にて培養を行います。その後、治療計画に基づき、適切と判断された方法で体内へ投与されます。採取から培養、投与までの工程は、クリーンレベルクラス100(ISO5相当)の基準を満たす施設内で一貫して管理されます。この体制により、患者様の身体的負担に配慮しながら、安全性に十分留意した再生医療の提供体制が構築されています。
提携細胞加工施設のポリシー
みなさまの大切な細胞を培養士が365日24時間管理することで、安全と品質を保障いたします。自動培養装置を用いず、幹細胞を培養するための培地の作成、培養条件の最適化、細胞分化や増殖の調節、細胞の検査や分析、培養細胞の管理など、幹細胞の培養に必要な一連の作業を行います。
低侵襲で行う独自の脂肪採取
脂肪採取には針状の穿刺器具を使用し、傷の大きさは数mm程度と非常に小さく、傷痕が残りづらいよう、工夫して採取を行います。そのため後日、抜糸の必要はございません。
【採取約1ヶ月後の傷跡】
脂肪採取時3~3.5㎝ほぼの切開が必要なため、縫合の跡が残る。
【採取約2週間後の傷跡】
特殊な針で採取するため傷跡は、ほぼ目立ちません。
細胞培養加工施設
治療に用いられる幹細胞および幹細胞培養上清液は、提携する医療機関が連携する細胞培養加工施設(CPC)にて製造されます。CPCとは、細胞培養に必要な清浄度が維持された専用のクリーンルームであり、「再生医療等の安全性の確保等に関する法律」に基づき、厚生労働大臣へ届出・許可された特定細胞加工物製造施設です。
当該施設では、再生医療を専門とする医師の管理体制のもと、専門技術を有する培養担当者が細胞の培養および品質確認を実施しています。培養工程は所定の基準に従って一貫管理され、細胞の状態を継続的に評価しながら適切な環境下で加工が行われます。
このような体制により、安全性および品質管理に十分配慮した細胞加工が実施され、医師の判断のもと各治療に活用されています。
細胞培養加工施設
重要事項(法的表記)
・本治療は、患者様ご自身の脂肪組織または骨髄等から採取した幹細胞を体外で培養・加工する自家細胞加工治療です
・再生医療等安全性確保法に基づく「再生医療等提供計画」を提出し、特定認定再生医療等委員会の審査を経て、適切な管理体制のもと実施されます
・一部に国内未承認の医薬品・医療機器、または適応外使用が含まれる場合があります
・医師の医学的判断および責任のもと、自由診療(保険適用外診療)として提供されます
・治療効果や持続期間には個人差があり、すべての方に同様の結果を保証するものではありません
・十分な説明と同意(インフォームドコンセント)を得たうえで実施いたします
主なリスク・副作用
・採取部位(脂肪吸引部位・骨髄採取部位など)の疼痛、腫脹、内出血、瘢痕形成
・点滴・注入部位の疼痛、違和感、血管痛
・発熱、倦怠感、頭痛、吐き気などの一時的な全身症状
・アレルギー反応、発疹、掻痒感
・感染、炎症、細胞培養に伴うコンタミネーションリスク
・血栓・塞栓、血管閉塞などの循環器系合併症(まれ)
・免疫反応の変動による体調変化
・期待した効果が得られない場合があります
・長期的安全性および有効性について、十分なエビデンスが確立されていない側面があります
補足説明
幹細胞治療は、患者様ご自身の幹細胞を培養・増殖し体内へ戻すことで、組織修復や再生機能の活性化を目指す再生医療です。
損傷組織の回復や機能維持を目的とした医療アプローチですが、細胞加工を伴う医療行為であるため、一定のリスクと個人差を伴うことをご理解ください。
医師の厳格な管理体制のもと、安全性に最大限配慮して実施いたします。
本クラブは医療行為を行う医療機関ではありません。各治療・検査は提携クリニックにて、医師の診察および医学的判断のもと実施されます。5Star Medical Clubは、会員様への医療コーディネートおよびサポートを行う立場としてサービスをご案内しています。